2015年7月31日金曜日

子供 けんか

今回の木崎湖合宿で、幼児部の方では、私はまだケンカらしいケンカを見ていません。

子供のケンカについては、周りの人間が即座にケンカを止めるべきだ、と考えている人が多いのではないか?と思います。

幼児部合宿ではないですが、戸塚ヨットスクールにおいて、今までにいくどか生徒同士のケンカを見てきました。

そんな時、ヨットスクールにお手伝いに来ている方は、やはり止めようとします。

私がその場に出くわしたら、止めません。
せっかくの機会なので、両者が納得するまでさせるべきだと思います。

最近の生徒(幼児部ではなく、情緒障害児の方)はケンカ中、無言で殴り合うようなことはなく、取っ組み合って膠着状態に陥り、口喧嘩なのです…。

でも、そこでいろんな本音が聞けます。
この際なので出し切ってしまった方が、そして両者の実力をハッキリさせておいた方が、後々スッキリするのではないでしょうか。

さっさとケンカを仲裁してしまったら、せっかくの本音をさらけ出し合うチャンスを奪ってしまうことになります。

成長を目的とするヨットスクールにおいて、軽々しくケンカを止めるべきではないと考えています。

…ケンカはとめませんが、かなり注文をつけます。

・訓練ができなくなるような大きなケガを防ぐ

・正々堂々とケンカをする

・施設や持ち物をこわさないよう気をつける

個人的には以上のような点に気をつけています。なんだか格闘技の試合のルールのようですね。

ケンカなので多少のケガは避けられませんが、関節のケガや骨折などの重大なケガにいたるような危険な攻撃は止めます。

これは施設や持ち物をこわさない、ということにも通じています。
ガラスやメガネの破損は危ないですからね。

もちろん、ケンカをしている当人たちがそんなことに気をつけることはできませんから、居合わせたコーチが「レフェリー」しなくてはなりません。

レフェリーストップは早めにするつもりで見ているのですが、生徒たちは引っ掻いてみたり、ツバを吐きかけ合ってみたり、罵りあうままでケンカが進展しなかったり…誰かが仲裁すると素直にやめてしまいます。待ってたのか。

中断して「消極的」の反則をとって両者失格にしたくなってくるのです。




戸塚ヨットスクールコーチ FHY


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